正しい敬語を使えていますか?「ご苦労・参考・了解」の落とし穴

正しい言葉遣いって難しいですよね。

あなたの伝えたいこと、しっかりと相手に伝わっていますか。

YES、NOの意味だけが伝わればいい場合と、相手に対する気持ちや言葉に込める思いまで伝えたい場合では、選ぶ言葉も違ってきます。

 

もちろんあなたの周囲の環境によっても使う言葉が違います。

例えば家族と話をするとき、職場で話をするとき、店員さんと話をするとき、全く違った話し方になりますよね。家族の中でも、子どもに話しかけるのか、奥さんに話しかけるのか。

 

また、奥さんに電話しているところを職場の人に聞かれたら恥ずかしくなるのも、相手によって話し方が違うからでしょう。職場での自分と違う自分が、奥さんとの会話によって出てしまっているからです。

 

そんな言葉遣いの面白さから、今回は間違えやすい敬語をご紹介します。職場でこんな言葉を使っていませんか。

敬語だと思っていた言葉、正しく使えているのでしょうか。

 

こんなシーン―水曜日の午後5時

どうでしたか。「最近の若い者は本当に、、、」と思った方も多いはず。

あなたなら分かったその間違いも、まだまだ職場で使っている人、いますよね。

 

今回のポイントは3つ。

  • ご苦労様
  • 参考になります
  • 了解しました

です。

この3つについて、順に解説していきます。

 

ポイント1

「ご苦労様」は目上の人が使うもの!

一般的にご苦労様は目上の人が目下の人に使うものという認識があります。

つまり帰宅する上司、目上の人に向かって言うのは失礼にあたります。

「アイツは敬語も知らないのか」と印象が悪くなるのはもったいない。

職場では、特に相手の立場をあまり意識しなくてもよい「お疲れ様」を使うほうがいいでしょう。

 

魔法の言葉「お疲れ様」

上司、先輩、同僚など、相手に関係なく使えるのは便利ですね。

これは職場だけに限らず、習い事やサークルでの挨拶にも使えますし、プライベートなメールでも「お疲れ様です」と使う人がいるくらい、生活に浸透しています。

お取引先様や、お客様でない相手には「お疲れ様」を使うことが無難ですね。

 

ポイント2

「参考になりました」よりも、「勉強になりました」と言ったほうがよいでしょう。

参考という言葉には、「自分の考えの足しにする」「考えを取り入れるかどうか判断する」といったような意味があります。

「あなたの言っていることは分かった、必要ならそれを使います」と言っているようなものですね。もちろん自己判断は大事なのですが、そこは柔軟に対応してみませんか。

 

先に出てきたようなタイミングで使うならまだしも、自分から上司や先輩にアドバイスをもらいに行き、「参考にします」と言ってしまったら。

「上司のアドバイスを使うかどうか分からないけど、とりあえずありがとう」と言うようなニュアンスで聞こえてしまうこともあります。

 

気持ちのすれ違いを無くすためにも、「勉強になりました」と言ったほうがよいでしょう。

他にも「助かりました」「また教えて下さい」と付け加えて言うこともできます。

 

ポイント3

「了解しました」よりも「承知しました」と言ったほうがスムーズでしょう

「了解しました」は無線通信などでよく使われる言葉です。一般の会話の中ではどうでしょう。「了解」には「分かる」「理解する」という意味があります。「分かりました」と同様に使うことができます。

 

大きな間違いとはされていませんが、「了解しました」よりも「承知しました」と言ったほうがスムーズです。「承知しました」がいいと言われているのも、ここ最近のことです。年代や人によって受け止め方が違いますが、どちらかといえば「承知しました」と言ったほうが、印象が良いでしょう。もしくは「かしこまりました」と言うこともできます。

 

また、最近の職場で活用されているチャットツール。社内でも頻繁にメッセージのやり取りが発生しています。

自分が「分かった」ということを伝えるとき、友人と待ち合わせの約束をするかのように「了解!」と送ることは、「OK!」と言っているようなもの。カジュアル過ぎるので上司や先輩などに使うことは止めておいたほうがいいですね。

 

敬語や言葉遣いというのは、相手やタイミング、話す人のキャラクターによって大きく変わってきます。小学生の頃の自分と、社会人になりたての自分、管理職になったときの自分では、話す言葉一つ一つが違ってきます。

また直接話をしているのか、メールやチャットツールで送信するのかによって、伝わるニュアンスも変わってきます。

ぜひ自分自身やツールにあった敬語や言葉遣いを身につけて、1歩2歩とランクアップしていきましょう。

 

画:あんじゅ先生

Twitter:@wakanjyu321

WRITER BELLAGIO Plus編集部

編集部員

BELLAGIO PLUS編集部の中の人達。何人いるか分かりませんが、みんな一生懸命書いています。