【アミューズメントビジネス経営研究会】ベラジオの歩みとこれからと発表してきました!

  • 0
    はてなブックマークに追加
  • share
    LINEでシェア

船井総合研究所様の実施する、「アミューズメントビジネス経営研究会」という100法人以上のホール経営者様が集う定期勉強会があります。

私たちベラジオコーポレーションも定期的に参加しているのですが、2018年4月に行われた研究会で社長の吉田さんが登壇することになったのです。

これは!と言うことで一路江戸へ。

取材にかこつけて大東京へ行って参りました!

 

ベラジオの経営戦略発表!

司会の方にご紹介頂き、出番を待つ吉田さん…。緊張していますか?

 

 

それでは、当日の吉田さんの発表をほぼノーカットでお届けいたします!

 

 

皆さんこんにちは。本日はこのようなお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。

弊社もこの3年間、売上減少が続くという状況になっておりまして、皆様にとって有意義なお話になるかどうかは不安ではありますが、業界の逆風の中弊社も取り組んでいます事例などを発表させていただければと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

 

ベラジオの歩み

ベラジオと言う屋号は2000年にスタートしました。

この当時はリースすら組めない状況で、駅前の小型店をM&Aしクロスを張り替えるだけの出店などをしていました。

 

私が入社したのが2007年です。当時も小型の店舗を次々と出店しているという状況でした。

 

2010年に初めて土地を取得しグランドオープンしたのが、西中島店です。それでも規模は460台でした。

その後も積極的に、駅前であれば出店を行うという決断をしてきました。

ベラジオが駅前の居抜きにこだわる理由としては、

  • 会社に資金がなかった
  • 出店により社員のモチベーションが向上してきた

というのがあります。

 

2012年には、22号店として大東店というスロットの専門店をオープンしました。

近隣に800台以上の店舗の大手法人様が営業中でしたので本来は見送り案件でした。しかし『今まで通りのやり方では通用しない』と、我々の出店パターンとは違いましたが、スロット専門店での出店という決断。加えて、今までにしたことのないような大きな設備投資を行いました。

その後は差別化を図るために女性スタッフを売りにした店舗づくりを行いました。これにより、売上高は最高で42億円を計上する時代もありました。

 

時代や会社の状況によって戦略を変えている私どもですが、

2000年代の出店方法は『駅前に特化』ということ、

2010年代の出店方法は『駅前の居抜き賃貸・400台規模』ということにこだわって出店をして来ました。

 

現在は、『駅前であること』『400台以上であること』『20円スロットで戦える商圏であること』に絞り出店を計画している状況です。

 

2010年当時はパチンコ設置が65%という状況でしたが、2018年度になりスロット設置が6割。半分以上を占める状況に変化してきました。

 

組織の変革と価値観の共有

我々の戦略や価値観も大きく変わってきました。2015年に20店舗を超えたあたりから、いろいろと壁にぶつかることがありました。

 

具体的には『チームをまとめきれない』『管理ができない』『店長により業績が左右される』などです。

我が社は元々『20店舗あれば、20通りのやり方があって良い』という価値観でした。ですので、各自の価値観で店舗を運営するということが、1年ほど前まで行われていました。

しかし、このままでは業績もチーム力も低下することが予想され、大きく組織の戦略を変更することを決断しました。

昨年方針を発表しまして、現場と本部機能の役割を引き離すということを伝え、この4月より新組織体制でスタートしました。

 

また、3年前から新卒の新たな価値観を取り入れて行こうということで、新卒採用をスタートしております。

『新卒社員が5年で店長になれるように』という思いでベラジオユニバーシティー【BIU】を立ち上げ、現状1年が経ったところです。

社員に対する教育研修費などを過去の4倍以上を計上しておりまして、チームで成果が出せる組織を目指しています。

 

組織の価値観を共有する中で、我々が特に重要としているもの中に「決起大会」というものがあります。

決起大会は、私が入社する前から行われていることで、 深夜の1時に全社員約500名が集合します。

毎年2回実施しており、内容としては『昇進昇格を発表』『組織体制の発表』そして『優秀社員の表彰』『優秀店舗の表彰』などです。

 

今後の方針

ここからは、決起大会の中で私が発表した方針についてお話しさせていただきます。

今期のテーマは『環境整備なくして利益なし』。具体的には徹底したCS、ESの追求です。

これを行うことによって、グレートカンパニーを目指していこうと言うことです。

その中で明確にした事として、『現場はお客様の接客に8割を使い、本部は現場の業務の8割を行う』

店長業務の8割を、「店長が自ら接客をする」ということにしようと話しています。

『店長が最前線で営業をしているパチンコ店』というのは、 なかなか見かけないと思っていまして、これが大手の法人様とは異なる価値提供になると信じてこのような方針を決定しています。

 

CSの取り組み

CSの推進施策としては、全社店長への接客研修を改めて行なっております。

ミステリーショッパー(覆面調査員)などで接客を点数化しているのですが、ここ数年その点数が伸び悩んでおります。

そこで『店長が最前線でお客様に対して接客をすることによって、お客様満足を追求していこう』という施策を打ち出しました。

ESについては、現状どのような状況なのか我々にも分からない状況でした。

そういった中で、グレートカンパニーという考え方に基づき組織診断を行いました。

この結果が、我々の会社のESの基準になると考えております。

 

結果は、惨憺たるものでした。

評価制度や上司への信頼という部分のみ非常に高ポイント。しかしそれ以外では、『パワハラやセクハラが起こりやすい』と言う質問に対し、160人中157~158人は「起こりやすいと思う」というひどい現実でした。

体育会系でトップダウンの傾向が強かった結果ではないかと思っております。

この結果に基づき今年の2月から、全社員を「さん」付けで呼ぶということを実施しています。

少しずつですが、言葉遣いが丁寧になっているのではないかと思います。

 

このような結果を受け、やはり社員・アルバイトさんが辞めない会社を作ることが、業績アップに直結すると感じました。

『人事制度の変更』『有給の取得』『禁煙手当の増額』『永年勤続表彰の再開』を4月に実施しております。

現在の社員の離職率ですが、2016年度は53名25%。2017年度に関しては、27名で14%の離職率でした。

まだまだ非常に高い数値だと思ってはいますが、今期から教育研修費は従来の4倍以上使ってきたことなどから、多少改善してきたなと実感しております。

 

 

ちなみに、弊社は昨年まで70%の喫煙率でしたが、禁煙手当を実施したところ社員の大多数がタバコをやめました。

喫煙者が減るということは、健康にも良いことですし、喫煙の時間を仕事に当てられるという考え方も出てきています。

 

そして女性比率は過去4年間の中では、一番高いポイントになっております。

2020年度には30%という目標を掲げており、今後は毎年10名の採用を目標としています。

こちらは、人事制度を変更し女性やお子さんがおられる方でも社員になりやすい制度を作りました。

女性の比率が上がることにより、セクハラやパワハラなどが起こりにくい会社風土になっていくと信じており、女性が活躍できる企業にしていきたいと考えております。

 

また、5年以上働いている社員をしっかり表彰してたいと思い、永年勤続表彰として旅行券をプレゼントしております。こちらは家族持ちの妻帯者の社員から好評を得ております。

 

以上が社員に対する具体的にわかりやすいESの取り組みです。

 

次は、アルバイトさんに対するESの施策です。

アルバイトさんの昇給制度というのを明確化。

そして紹介制度の増額をしております。

求人媒体に掲載する費用をかけるより、知人を紹介していただける方が効果があるのではないかと考え増額に至りました。

さらに、時給を全て見直しました。アルバイトさん自体の退職率は50%という状況がありまして、これを食い止めることによってCSにもつながり、その結果が業績にもつながると考えております。

 

今後の展望

私自身が思っている事を。

我々はずっと増益にはなっていますが、減収が続いております。やはり目指すは増収増益

 

増収することによって会社の未来、社員の未来が明るくなると信じております。

ですので、基準を設けるという意味で組織診断を行い、そして簡単な事でわかりやすいことから変化・改善を行い、それがES・CSにつながり、業績につながるということを念頭に、組織の改革を行っております。

 

最後になりますが、経営とは『環境適応業』です。

我々は、常に変化をするということを重要視しております。他業種、他業界に積極的なベンチマーキングを行い、ITの活用などにより時間を生み出す。

そしてその時間をお客様に使い、増収増益をできる企業を作っていきたいと考えております。

 

以上、簡単ではございますが、ベラジオコーポレーションの現状の取り組みとしてお話しさせていただきました。ありがとうございました。

今回の講演で弊社のことをもっと知っていただけたら光栄です。

如何でしたでしょうか?

まだまだ歩き始めたばかりではありますが、これが私たちの現在地です。

いつの日か、必ずグレートカンパニーと呼ばれる時が来るでしょう。

その日まで、力を合わせて皆で歩いてゆけますように!

それではまた!

WRITER Plus編集長

編集長★

BELLAGIO Plusの編集長。社内の取材をしたり、催事の取材をしたりして記事を書いています。取材同行歓迎!

  • 0
    はてなブックマークに追加
  • share
    LINEでシェア