立ち仕事で足がむくんでいませんか?指圧師が提案するセルフケア5選

長い時間立ち仕事をしていると、いつのまにか起こっている足のむくみ。見た目がちょっと恥ずかしいし、なんだか健康にも悪そうな気がしますよね。

今回はプロの指圧師である私が、職場や家でかんたんにできるむくみの改善方法 をお伝えします。

職場の休憩中にささっとできるものから、家でゆったりとできるものまで5つ用意してみました。シチュエーションに合わせて、ケアを選んでみてくださいね。

 

むくみの改善方法1.つま先立ちと、かかと立ちを繰り返す運動

 

むくみの改善には ひざから下の筋肉を動かすこと が重要になります。つま先立ちと、かかと立ちをくりかえしてみます。それぞれ10回くらいやってみましょう。

やってみると意外とむずかしいと思います。特にかかと立ちの方はふらつきがち。立ってやる場合は壁などに手を付けて、転ばないように。イスなどにすわってやるのもおすすめです。

これはちょっとしたときにできる改善方法です。職場の休憩中でも、街中でも、気になったそのときに試してみてくださいね。

 

むくみの改善方法2.足指のグーパーを繰り返す

 

足全体でグーパーを繰り返します。思いっきりにぎって、パッと離して、を繰り返します。10~20回くらいやってみましょう。

やってみると、足って意外と動かしにくいことがわかると思います。むくんでいる状態ならさらに動きにくくなっているでしょう。そんな体の状態を知るのも良いことです。

何度かやっているとサーッと足にたまった水分が動き出すような感覚が出てくることもあります。気持ちいいですよ。

 

むくみの改善方法3.足首をグルグルと回す

 

イスに座って足首をグルグルと回します。指先でできるだけ大きな円を描くように。足の力だけで回すのがおすすめなのですが、うまく回らないようでしたら、手を使って回してもいいです。10回~20回くらいやってみましょう。

ちなみに、足先だけ意識しているとうまくいきません。足首から力を抜いて、ふくらはぎの筋肉をうまく使うようにしてみてください。

 

むくみの改善方法4.マッサージをする

 

マッサージをするのもいいですね。マッサージといっても、ムリに揉んだりこねたりする必要はありません。場所はふくらはぎです。足首から膝の方向に軽くこすっていきます。

力加減は「根野菜の泥を洗って落とすとき」くらいで十分です。がんばって力を入れようとすると、すぐに嫌になってしまうとおもいます。回数は左右それぞれ10回くらいで十分です。

これも職場の休憩中などにイスに座ってやってみてください。むくみだけでなく、足の疲れにも効果あり です。

 

むくみの改善方法5.お風呂で泡を付けてよくこする

 

もう一つマッサージです。まず、湯船に入って体全体を汗がかくくらいによく温めましょう。体が温まると血管が広がって血流やリンパ液の流れがよくなります。

湯船から出たらお風呂場のイスなどにすわり、石けんやボディーソープを手のひらでよく泡立てます。そして、ふくらはぎに泡をつけて足首から膝の方に軽くこすります。

 

このときのこすり方は先ほど紹介したマッサージのやり方と同じです。しかし、泡を付けることで滑りがよくなり、よりマッサージがやりやすくなるのです。これも左右10回ほど行ってみてください。気分次第でもっとやってみてもOK。

お風呂場でゆったりとした気分で行うマッサージは、とても気持ちがいいいものです。時間はかかりますが、このやり方がむくみ改善で一番のおすすめです。

 

そもそもふくらはぎなんて、ふだん自分ではなかなか触りませんよね。ぜひこのこの機会に自分のふくらはぎの形や感触を確かめてみてください。

自分の体について確かめている時間って、なんだか自分を大事にしているような気分になりませんか? そういう気持ちを持つことが、マッサージ以上の癒やしにつながります。週に1回くらい、ぜひこんな時間をとってみてほしいです。

 

そもそもなんで足ってむくむの?

 

人間の体にはたくさんの水分が存在しています。その水分は「血液」や「リンパ液」になり、体中を循環しています。

むくみの主な原因の一つに、これらの水分がうまく循環しなくなることがあります。

循環の起点になるのは「心臓」。でも、足先って心臓のずっと下の方にありますよね。足先の水分が心臓に戻るには、重力にさからって、かなりの高さを上っていかなくてはいけないのです。

このときに使われるのが「ふくらはぎの筋肉」です。ふくらはぎの筋肉が動くことにより、血管やリンパ管が周りから押し出されて、水分が足から心臓の方に上がっていきます。

長時間すわっていたり、立ち仕事をしていたりすると、ふくらはぎの筋肉はあまり動きません。そのために 水分が心臓に戻りにくく、足先に貯まってしまう のです。

 

医学的には、ふくらはぎの筋肉が動くことで水分が動くのは「筋ポンプ現象」といわれています。「ふくらはぎは第二の心臓」なんて言葉を聞いたことがありませんか? それはこの「筋ポンプ現象」のことを指しているのです。

今回紹介したケアは、すべて足先からふくらはぎにかけての筋肉を動かすものでした。ぜひぜひ試してみてくださいね。

 

WRITER 斎藤充博

指圧師

指圧師。東京都内で「ふしぎ指圧」を運営している。6月に初めての著書『子育てでカラダが限界なんですがどうすればいいですか?』(青月社)を発表予定。