ウエノミツアキの『パチンコ&パチスロ業界ニュースタイトル妄想記』 第4回

パチンコ&パチスロのニュースで「ん?」となるタイトルを見かけたら、ついうっかり妄想してしまうクセをそのまま文字にするコラム第4回目。今回は9月下旬くらいに目にしたこちら。

 

最高のスリルと興奮を「1/2」に凝縮!

 

このタイトルを見た瞬間……ついに来たかと。

 

概ね1/2で勝敗が分かれる、いわゆる丁半博奕的なギャンブルをモチーフにした機種は今までいろいろありました。

 

CRビッグorスモール』はアジアのカジノで主に行われている「大小」をモチーフにしたもの。恐らくマカオをモチーフにしており、いわゆる「サウナ」で女性がズラッと並ぶ様も再現している辺りに開発陣の類い希なる熱意を感じました。

 

上乗せしたゲーム数をポーカーゲームのダブルアップ形式で倍々にしていけるパチスロ『ダブルアタック』。リプレイ図柄のアツさというか寒さは半端なかったです。パチスロ『黒ひげ危機一発』も1/2をすり抜けて倍々にしていくという博奕要素がメインの機種でした。

 

他にギャンブルをモチーフにしたものというと、LOTOくじとルーレットを組み合わせた『CRロトパチ』などもありましたし、ルーレット演出のある機種は山ほどありますし、ブラックジャックはそれこそ『ブラックジャック777』という名機があります。

 

世界中のカジノに必ずあるルーレットとブラックジャックは何度もモチーフにされているのに、一番大事なものを忘れていませんか? 最もシンプルでありながら、最もエキサイティングなギャンブル。どこのカジノに行っても、一番盛り上がっている卓。それが……。

 

バカラです。

 

「最高のスリルと興奮を『1/2』に凝縮!」って、これほどバカラのことを言い当てている文言はありません!!

 

ディーラーがシャッフルしてシューターに入れた4デッキのトランプをバンカーサイド、プレイヤーサイドにそれぞれ2枚ないし3枚配る。そこに書かれた数字の合計下一桁が9に近いほうが勝ちというルールに従い、勝つサイドを当てるだけのギャンブル。2択を当てるだけのシンプルすぎる博奕が故に、オカルティックとわかっていながらもツキの流れに身を委ねてしまう。その“読み”がヒットしたときの突き抜けるような気持ちよさたるや、他の博奕の追随を許しません

 

まさに、最高のスリルと興奮を「1/2」に凝縮したギャンブル。

ウエノ史上、最も好きな博奕。バカラ。

 

それがついにパチンコかパチスロになる日が来たのです!!!!

……え? 「2001年にバルテックから『バカラ』ってパチスロ出てるよ」ですって?

 

知ってる。でも、あれは2択チャンスはあれど、『ダブルアタック』みたいに全Gを賭けるものではなかったはずですし、何せドット演出なので「絞り」を再現できてない。

 

そうです。バカラ最大の魅力は「絞り(スクイーズ)」なのです。

 

バカラをモチーフにした機種、それは恐らくパチスロでしょう。

 

レア役か何かを引いてゲーム数上乗せしたら「バカラチャンス」突入。「挑戦しますか?」なんて野暮なことは聞かない。最低1回は1/2で倍orナッシングに挑戦しなくてはならないシステムです。そしてトランプが配られたとき、間違いなくこう聞かれるはずです。

 

絞りますか? Yes/No

 

バカラ最大の魅力は「絞り」と言いましたが、それは人それぞれ。配られたカードをペロっとすぐにめくるだけでいいという人もいるでしょう。ただ、自分は、100%、絞ります。

 

絞り」とはトランプを少しずつ絞り見ていく行為であり、テクニックです。

 

例えば1枚目が「4」でした。裏返しで配られた2枚目が「5」なら合わせて「9」になるわけです。「5が出ろ!」と祈ってペロッとめくるのもいいでしょう。しかし絞り見ていって、少しずつ「5」の可能性が高まっていって、最後に「5」!……となったほうが、より気持ちよくなれるはず。それが「絞り」というテクニックなのです。

 

恐らくその機種には液晶画面の左右にダイヤル状のものが付いていて、それをクリクリっと回すとトランプが少しずつ絞れていくギミックになっているでしょう。そうして絞っていった結果……。

 

 

 

 

こう見えたら絵札です。バカラ用語で「ピクチャー」です。11~13までありますが、バカラではすべて「10」(ないし0)でカウントします。「4」に10を足して「14」になっても下一桁は4なので、数字は変わりません。

 

ちなみにこれは「K(13)」ですが、慣れてくるとここまで絞ることなく“線”が見えた段階でピクチャーと気付くようになります。

 

 

 

このように何も出てこない場合は「A(1)」しかありません。マークの位置によって数字が限定されるトランプのデザインがあってこそ、「絞り」が生きてきます。絞るときには左右の角をしっかり押さえ、決して数字が見えないようにするのがコツです。人によっては数字のみを指で隠して、指をズラして絞る人もいます。

 

 

 

このように見えた場合、「2」か「3」の可能性があります。バカラ用語で「尖った!(とんがった!)」状態。「5」じゃないと負けなら、この時点で終了です。1枚目が「6」で「3」を願っていたなら、大チャンス。「(真ん中にダイヤが)残れ!」と叫びつつ、グイグイと絞っていくのも良いですが、表が見えないように二つ折りにして……。

 

 

 

丸の部分をくり抜くように千切っていきます。

 

 

 

表から見ると、この部分を千切ることになるわけです。丸を二つ折りした紙を自分でじっくりズラシながら「ダイヤ、あれ!」と見ていくも良し。自分と同じサイドに張っている素敵な女性が同じ卓にいたなら、「はい、プレゼント」と渡す。開いてみたら……「わぁ~、素敵なダイヤ!」となれば「3」で勝ち。カネも女もゲット可能。「何も入ってないわよ……」となったら「2」で負け。最悪、ビンタも覚悟の上。

 

さて、本題に話を戻しますと、今、待っている「5」の可能性があるのは、この形だけとなります。

 

 

 

「ツノ生えた!」や「ツー!」と叫ばれがちな、この形は4~10の7パターンの可能性があります。なので、そのままグイッと絞りきらずに、一旦戻して、トランプを横にします。そして絞った形が……。

 

 

 

これなら「4」か「5」。バカラ用語で「ツーサイド」

 

 

 

これなら「6」か「7」か「8」。バカラ用語で「スリーサイド」

 

 

 

これなら「9」か「10」。バカラ用語で「フォーサイド」

 

ただ、このように平行で絞っていくより、左から斜めに絞ったほうがさらに興奮できます。少しずつ絞っていって……。

 

 

 

こうなったらフォーサイドで「5」待ちなら終了です。

フォーサイド抜けて、スリーサイド抜けて……。

 

 

 

こうなればツーサイド確定「4」か「5」まで絞られました。

 

「4」と「5」の違いは真ん中にダイヤがあるかないか。先ほどのように二つ折りにして真ん中をくり抜くという方法もありますが、ここはギャラリー全体と結果を共有しやすい、「絞りきり」でキメましょう。真ん中にダイヤがあることを祈って……。

 

 

裏にダイヤを描き……。

 

 

 

 

 

 

 

 

イエース! 「5」を絞りきり!!

 

その様を見ていた隣のおばちゃん、思わず……。

 

 

 

えー、韓国のカジノで実際にあった話を元に説明いたしましたが、いかがでしょうか?

 

途中から完全に「バカラの絞り方」の話になってしまいましたが、この「絞り」ギミックを搭載したパチスロが出たら、ヤバくないですか? バカラ好きなら迷わず打ちまくってしまうでしょ?

 

今の技術なら実現可能です! メーカーの開発さん、たのんます!!……あ、ていうか、今回のニュースタイトルはそんなバカラの機種で出るって予想、妄想だった! さて、答えはどうなんですか!!!!

 

元のニュースはコチラをクリック。

 

違ったー! 全然違ったー!

 

……ん? でも、これって『ビッグドリーム』の実質後継機ですよね!? 確率、振り分け、すべてが1/2。それはそれで……即座に打ちます! 納品は11月4日くらいから!!!!

 

 

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WRITER ウエノミツアキ

ライター

四半世紀に渡ってあらゆる媒体に寄稿してきた、ジャンル不問のフリーダムなフリーランスライター。ここ数年はパチンコ・パチスロ雑誌がメインで、過去には『パチンコ必勝ガイド』系や『パニック7』系、最近は『パチンコオリジナル実戦術』系や『パチスロ実戦術』系の媒体で主に活動している。『パチンコ☆パチスロTV!』などの専門番組にも出演中。